2014年12月21日日曜日

デザインか、着心地か、視認性か、チェンソーウェアの比較

安全』のための第一歩、チェンソーウェアをモニター


 今日は信州大学の松村先生、デザイナーの中山さん、そして今回の試着品を用意して下さった
チェンソーウエアの代理店さんの3者の協力を得て、森林文化アカデミーの学生がさまざまな
チェンソーウエアを試着して、機能性外見(見た目)、林内での視認性などを比較調査しました。


 揃えられたチェンソーパンツは約30種、最初に見た目や機能性で仕分けをします。

 学生が着用したいもの、重量が軽いもの、機能的なもの・・・・・


 モニターをするため、アイマスクをつけて①履き心地、②屈伸運動のしやすさ、などを調査しま
す。

 目隠しすると、どうも①「履きやすいもの」、②「少しゆるめのもの」、③「軽いもの」がBESTに選ば
れる傾向があるようです。


 目視で、BESTを選択すると、①「デザイン性」、②配色の良さ、が優先されるようです。


 上着も何着も試着し、また違うメーカーの上着とチェンソーパンツの組み合わせも試し、
何が良い理由なのかを松村先生が聞き取りします。


 上着の値段もピンキリ、日本の現場ではチェンソーパンツは普及し始めたものの、上着を着用
する人は少ないのが現状です。


 学生たちは初めて見るチェンソーウエアも多く、興味津々。

 私もこれほどの量のチェンソーウエアを見るのは初めての経験で、興奮しました。


 午後からは、アカデミーの演習林内で、チェンソーウエアの視認性試験。
林内である一定の距離を離れると、どのウエアが目立つか?

 意外に日本製のものは林内での視認性が劣る傾向がある。


 今回はおまけで、チェンソーブーツも履き試しをしました。

 これも森林文化アカデミー始まって以来、初めての試みです。

 学生さんはヘルメットも着用性の良さを比較。
色合いも、機能も、安全性も重要ですが、やっぱりつけ心地の良いものが一番人気。


 他にもグローブも比較しました。 下刈りの時に手の甲を蜂に刺されないために、どのグローブ
がBESTか。チェンソーにはどのグローブがBESTか。

 さて、今回の結果はメーカーに迷惑を掛けることになるので、ブログではお知らせできません。
今回判ったことの一つに、見た目で選んだチェンソーウエアと、履き心地で選んだチェンソーウエア
は全く違うこと。
 見た目で選ぶと、日本製は外国製に劣る傾向があること。・・・・様々なことが分かりましたが。
 
 みなさんも購入前には、必ず試着してから購入しましょう。
 
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。