今日は信州大学の松村先生、デザイナーの中山さん、そして今回の試着品を用意して下さった
チェンソーウエアの代理店さんの3者の協力を得て、森林文化アカデミーの学生がさまざまな
チェンソーウエアを試着して、機能性や外見(見た目)、林内での視認性などを比較調査しました。
揃えられたチェンソーパンツは約30種、最初に見た目や機能性で仕分けをします。
学生が着用したいもの、重量が軽いもの、機能的なもの・・・・・
モニターをするため、アイマスクをつけて①履き心地、②屈伸運動のしやすさ、などを調査しま
す。
目隠しすると、どうも①「履きやすいもの」、②「少しゆるめのもの」、③「軽いもの」がBESTに選ば
れる傾向があるようです。
目視で、BESTを選択すると、①「デザイン性」、②配色の良さ、が優先されるようです。
上着も何着も試着し、また違うメーカーの上着とチェンソーパンツの組み合わせも試し、
何が良い理由なのかを松村先生が聞き取りします。
上着の値段もピンキリ、日本の現場ではチェンソーパンツは普及し始めたものの、上着を着用
する人は少ないのが現状です。
学生たちは初めて見るチェンソーウエアも多く、興味津々。
私もこれほどの量のチェンソーウエアを見るのは初めての経験で、興奮しました。
午後からは、アカデミーの演習林内で、チェンソーウエアの視認性試験。
林内である一定の距離を離れると、どのウエアが目立つか?
意外に日本製のものは林内での視認性が劣る傾向がある。
今回はおまけで、チェンソーブーツも履き試しをしました。
これも森林文化アカデミー始まって以来、初めての試みです。
学生さんはヘルメットも着用性の良さを比較。
色合いも、機能も、安全性も重要ですが、やっぱりつけ心地の良いものが一番人気。
他にもグローブも比較しました。 下刈りの時に手の甲を蜂に刺されないために、どのグローブ
がBESTか。チェンソーにはどのグローブがBESTか。
さて、今回の結果はメーカーに迷惑を掛けることになるので、ブログではお知らせできません。
今回判ったことの一つに、見た目で選んだチェンソーウエアと、履き心地で選んだチェンソーウエア
は全く違うこと。
見た目で選ぶと、日本製は外国製に劣る傾向があること。・・・・様々なことが分かりましたが。
みなさんも購入前には、必ず試着してから購入しましょう。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。