2015年1月18日日曜日

まちスポ飛騨高山の「買い物支援事業」に学ぶ


「山村活性化事例研究」の1月17日の授業で、高山市にあるまちの交流スペース「まちスポ飛騨高山」を訪ねました。アカデミーのある美濃市では雪がまるで無かったのに、高山市ではけっこうな積雪です。これが同じ岐阜県なのか…。
 

 写真では分かりにくいですが、こちらの建物はフレスポ飛騨高山という商業施設の敷地の中にあります。フレスポ飛騨高山は、周辺の建物や歴史を考慮した造りになっており、これまでの商業施設とは違って、地域の特色を生かしたものとなっています。

 今日は、「お茶のみ交流サロン」「チェアエクササイズ」「お買い物ツアー」が設定されていました。ちょうど開始時間だった、チェアエクササイズに参加。健康音楽の会ムジク・アイ・サンテの大溝さんのご指導で、有酸素運動を体験しました。


 
 写真は、エクササイズの解説をして頂いている所です。この後、ミニボールを使って体操をしました。音楽に合わせて動く軽快なもので、すぐに身体が温かくなりました。本日はたまたま、男子学生ばかりの参加だったので、体操中の写真は割愛…。

 エクササイズ終了後、お買い物ツアーに参加されていたおばあちゃんがサロンに入ってきたので、ツアーのお話を聞くことができました。お年寄りの方には、一人で遠くのスーパーに買い物に出たり、大きな荷物を持って歩いて坂道を登って帰るのが大きな負担になるようです。それにしても、おばあちゃんよくしゃべる。けど、地名はよく分からなかった。勉強不足でごめんなさい。

 
 午後からは、NPO法人まちづくりスポット代表理事の竹内さんにお話を伺いました。竹内さんは、認定NPO法人ムラのミライ(旧ソムニード)という国際協力団体で活躍されています。運営や仕事の話は学生の私達にとって、なかなか聞くことのできない話。ためになりました。


 お買い物ツアーの話も聞くことができました。ツアーは「買い物支援事業」という名称で、元々は地域の移動販売が無くなった時に、移動販売に依存していたお年寄りが食料の買出しに困るのではないか…という社会ニーズを想定しての内容。しかし、実際にツアーを行ってみると、食料自体にはあまり困っていなくて、買い物を楽しむ行為自体から遠ざかっていた事や、お知り合いと久しぶりに顔を合わせる事が嬉しかった事など、新たな発見が多いということでした。これは、山村に身を置いて暮らしている私にも、なるほどと思う内容でした。

地域に入ることで、ニーズが見えてくる事もある。勉強になる実習でした。

 
報告:山村づくり講座1年 青西 和孝