2015年7月14日火曜日

今年も1カ月前で満員御礼!木育指導者セミナー        ~子どもが自分でつくり園で使う箱イスづくり研修~

「根幹は平和教育」というレッジョ・エミリアでの学びで意識化したこと

五感を育む前に先ず身体から

木と樹が即つながるアカデミーならではの研修

美濃市の民度も味わう夜の研修


皆様、今年もNPO法人日本グット・トイ委員会との共催で行うセミナー。
アカデミーの卒業生であり、グット・トイ職員でもある遠藤智史君とツイン講師で開催する
楽しみなセミナーであります。

お蔭さまで開催1か月前にも拘らず受付終了!
ありがとうございました。

2泊3日の20人限定研修。
本年度の研修はさらに大きく2点ブラッシュアップしました。

一つが、昨年11月にレッジョ・エミリア・アプローチを学んできた松井が、
日本でも改めて思い出し意識化したい価値観を取り入れた研修です。
研修を受けたローリス・マラグッツィ国際センター

受講を検討中の方は、あなたのインスピレーションとタイミングを信頼し、申込はコチラから

前年度は、東は千葉・東京・群馬等関東圏から九州まで全国から本気印の受講者が20人集まりました。
この時はなんと現役の大学生が初参加!
その意識の高さに頭が下がりました。日本の将来は明るいです。

岡山から参加の大学4年の女子学生。協力する喜びを体感!



五感を育む以前に、先ずは身体を育む・・・

もう一つが、松井が1年間掛けて、身体の学びに取り組みブラッシュアップした研修の成果を伝授します。
道具は身体の延長です。
日本文化の伝承のスタイルでもある「型」から入る学びを体感して頂きます。

ノコギリやカナヅチを自由に扱う身体の使い方や、「コツ」や「カン」をつかんで帰って下さい。
つまり、暗黙知の伝承であります。


愛知から参加の大学2年生。身体に無理なく姿勢良く!
 
ボランテアスタッフとして参加の京都からの大学4年生。姿勢をマスター!
 
岡山から参加の大学4年生。まっすぐ打てています。


演習林とキャンパスが一体化した稀有な教育機関森林文化アカデミー


アカデミー内には、暮らしで使われる樹木もあちらこちらに植わっており、使う木と樹がすぐにつながる・・・
当に空間全体が学ぶ環境なのです。
そこでの樹木ウォッチングは毎年アカデミー学生が担当し大人気!
学生にとっては指導者としてのスキルアップのための重要な実践の場であります。
受講者の質問攻めにあい、予定の研修時間をオーバーしてしまいました。
思わず、学生からこぼれる言葉は・・・

「これ以上学びたいなら、入学して学んで下さい!」

 

そして、多くの木材に出会う体験が、教師の背景をつくり、伝える自信につながります。

 

2期生は、夜の散歩も充実! 民度の高い美濃市の町並み、清流長良川も体感したようです。
ライトアップした美濃橋。本当に美しいですね・・・
セミナー中もっとも濃かったのは、人のつながりでしょう。
実際に2期生たちは、お互いのイベントをサポートしたり、松井の研修を様々な機会にサポートして頂いています。
点が線になり面になっているのです。つながりに感謝します。


ところで、美意識はどのように育まれるのでしょう?
このごろそんなことを良く考えます。

空間は第3の教育者。

アートの国イタリア、レッジョ・エミリアで出会い、松井自身が改めて意識した言葉です。

そして、木育は平和教育であること
つまり、人と木のいのちを大切にする教育であること

本年度、皆さんと共有したい価値観であります。

椅子という空間にも美意識はあらわれる!



ものづくり講座
松井勅尚