2015年7月12日日曜日

林業機械の操作

農林高校生を招いての林業機械操作実習


 森林文化アカデミーエンジニア科2年生と、クリエーター科林業再生講座2年生の『林業機械
操作実習』、今回は岐阜県下の農林高校に声を掛けて、スイングヤーダやグラップル、フォワーダ
の操作体験を実施しました。
 朝一番には、簡単な打ち合わせの後、全員で「ゼロ災で行こう!」と指さし呼称。
 続いて、現場のスタート準備です。


 スイングヤーダ担当の住田くんと仙田くんは、グリースアップを入念に実施。そして、異常ヵ所が
ないかどうかのチェックを同時進行。


 ヤエさんは、女性ならではの繊細なグラップル操作で、西澤くんの運転するフォワーダに昨日の
積み残し丸太を積み込みです。


 今日は岐阜農林高校、加茂農林高校、飛騨高山高校から生徒さんと先生が来てくれました。
午前中は岐阜農林の生徒さん7名と先生が来られ、杉本先生が現場の状況を説明。


 早速、フォワーダ班、グラップル班、スイングヤーダ班に分かれて、体験です。
フォワーダ班は運転操作の練習が主体ですので、丸太は少量ですが走行練習です。


 グラップル班は造材とグラップル操作に分かれ、グラップル操作はヤエさんが指導。馴れない
機械操作に戸惑いながらも、農林高校の生徒さんは頑張って挑戦してくれました。


 少し馴れてくると、後ろに控えるフォワーダに丸太を積み込みです。丸太のどこをつかめば、
バランスが取れるのか。それを見極めるのも一苦労です。


 スイングヤーダ班は池戸先生が指導して下さり、HALラインとHALBACKラインの操作です。
山の現場(先山)の人たちと無線で交信し、機械操作が進みます。


 先山で荷掛けワーヤーを掛けたヒノキの全木集材です。下の写真の中央にある緑の塊が樹冠
です。

 荷下ろし場までヒノキの全木を下ろし、ここでワイヤーをゆるめて、荷掛けワイヤーを外します。
安全な操作とは言っても、初めての機械操作にみな緊張気味!

 本日も本当に暑い暑い一日でした。実際に現場で仕事をされている方々の足下にも及びません
が、学生達も生徒さんも、そして教員もそれなりに頑張りました。ご苦労様でした。
 
異常報告、JIRIこと川尻秀樹でした。