2015年7月6日月曜日

郡上高等学校の生徒さんが学校訪問してくれました。

森林科学科39名の生徒さんがアカデミー訪問


 岐阜県立郡上高等学校森林科学科3年生の39名と本田教頭先生、川島農場長の合計41名が
岐阜県立森林文化アカデミーを訪問して下さいました。

 最初に、JIRIから林業業界の抱える問題、林業業界の担い手問題、そして森林文化アカデミー
エンジニア科の概要について、パワーポイントで説明。

 続いて、演習林で伐採出材したヒノキ丸太をスコーピオン(フォワーダ+グラップル)の見本操作
と、生徒さんによる操作体験を提供。


 操作体験は池戸先生の指導のもと、森林科学科の生徒さん4名と川島先生の合計5名が、
丸太をつかんで、フォワーダに積み込む体験をしました。

 慣れないレバー操作に四苦八苦したものの、それなりにうまく丸太を積むことができました。

 次には、演習林で伐採集材したスギ丸太の製材体験です。

 森林研究所におみえの冨田先生に、原木の直径の見方や製材の方法についてお話を聞いた後
実際に丸太をクレーンでつり上げて、送材車に載せ、製材しました。


 製材品は仕上げが4寸角になるよう大きめに仕上げましたが、4面無節ではなく、1面に節が
出てしまいました。

 端材も板材として利用できることなど、この後に乾燥機に入れることも説明を受けました。


 生徒さんのうち、半分が製材を見学する間に、半分の人は「木材開放試験室(通称オープン・
ラボ)」の機械や利用方法について説明をしました。

 
 最後に、アカデミーのセンター部分で、エンジニア科が受けていた試験「樹木判定」を見学。
 
 階段状の学生ホールに並べられた91種類の樹木名を判別しているところを見学して、アカデミー
全体を見学し終わって帰路につかれました。
 
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。