前回は高性能林業機械の操作実習でしたが,今回は機械メンテナンス講習です。
期間は,金曜日までの3日間です。
場所は,3日間とも塩尻市の林業総合センターです。
今日は午前,午後ともに会議室でメンテナンスについての座学です。
講師は,日本の林業機械メーカーであるイワフジ工業の方に来て頂きました。
フォワーダ,タワーヤーダ,プロセッサについてのメンテナンス講習を行いました。
始業前点検,終了点検,定例点検の重要性について説明して頂きました。
始業前点検では,特に
��.エンジンオイル
��.作動油
��.冷却水
を点検することが重要です。
もし作動油が無くなったまま運転すると,
ポンプが破損し,その破片が油圧系統に回ってしまいます。
修理に出すと,油圧系統をすべて洗浄するのですが,全部の破片をとりきれないそうです。
したがって,一度ポンプが破損してしまうと,再び故障するリスクが高くなります。
作動油に限らず,
基本的なメンテナンスを適切な時期に行うことが機械を長持ちさせる秘訣だと,
講師の方が強調されていました。
この点は自家用車も同じです。
林業機械は,一歩間違えれば重大事故につながる可能性があります。
事故を減らすためにも,メンテナンスをきっちり行うことの重要性を再認識しました
これは,運転席からプロセッサ本体へ電気信号を送るための,
送信機と受信機の説明をして頂いている写真です。
運転席の操作が,どのように本体へ伝わるのか教えて頂きました。
今日は,実際に機械を前にしてメンテナンスの仕方を教えて頂く予定です。