2011年12月22日木曜日

設計デザイン実習始まる!

19日から3日間の予定で始まったスタジオ主催「木造建築設計デザイン実習」
昨年も行われましたが、短期間で現地調査を行い、プランニング・基本設計ねり、お施主様にプレゼンする(昨年は調査を除いて2日間)という、とてつもなくハードな通称「地獄の設計実習」


今年は3日間で現地実測からプレゼンまでを行うという、昨年よりもさらに厳しいスケジュールで行われます。朝9時にスタジオ集合すると、まずは実習参加者の顔合わせを終え、お施主さんから出ている情報のすり合わせ。

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今年は外部から、2名の実務者の方が参加。3日間ともに実習に励みます。
経験では敵わないスタジオ生は、馬力で対抗します!!


打ち合わせを終えると、さっそく現地へ。場所はお教え出来ませんが、近くにスキー場が2つある別荘地。雪が積もる中を、えっさほいさと現場へ。


各パートに分かれて実測作業へ。病理学でいくつもの既存調査をこなしているメンバーは、チームワークも良く、どんどんと測定していきます。

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築年数不明の既存の建物。鉄骨基礎で無断熱。現地の外気温-1℃の時、建物内の気温(床面)1.5℃という、恐ろしい温熱環境。


お施主様の希望は、趣味である望遠鏡で星をみたり、3台所有しているバイクの整備及び、カヌーを楽しみたい、時には友達と夜通しお酒を飲んだり、仕事で煮詰まった時は、気分転換に書斎で仕事。週末や休みのみの使用との事。

予算は造成・解体(新築・改修の場合)・設備を除いて、建築費150万円。
念のために、ゼロは桁ひとつ違いませんのであしからず。


現地調査を終え昼過ぎにアカデミーへ戻ると、調査データ・写真ををまとめ図面に落としていきます。休憩を兼ねて2時過ぎに昼ご飯を食べたら、出来上がった資料を観て、現地調査の発表。

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資料を眺めながら各パートごとで報告を行い、調査内容の情報共有したらいよいよ設計チーム分け。参加者12名を3チームに振り分け。実務者2名・スタジオ2年生5名・1年生4名がバラバラに別れました。


ここから先はチーム戦。お茶で一服するチーム、自己紹介するチーム、設計に入って行くチーム、それぞれで動いていきます。

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アカデミー生のみの編成となったチームAは、2年2名1年1名。勝手知ったるメンバーは、最初から笑顔がこぼれます。

明後日のプレゼン当日に向けて、最低限の作成資料は決められていますが、進捗状況や取り組みの方法は各チームに委ねられています。

私の所属するチームCは、まずチーム内で重要事項を話し合い、ひとプランを練りチーム内プレゼンテーション、その後にプラン検討。ここで固まらなかった為、もう一つプランを練って明日の9時から、再度プレゼン。

現場へ行って、資料をまとめて、プランを練った大忙しの1日。今日は帰って寝て、明日早朝からプランを練ります。

今年最後のスタジオの山場。残り3ヵ月を切ったスタジオでの学び。残り2日間も徹底的にやり抜いて悔いのないプレゼンをしたいと思います。


加子母っ子  中島 創造(木造建築スタジオ2年)