2013年7月10日水曜日

川の中の教室 ~エアコンいらずの理想的な教室!?~



今日は朝から、最来週に迫った夏のキャンプの企画&準備の真剣な会議。

でも部屋の中は暑いし、クリエイティブになりません。。

そこで、イスとホワイトボードを持って校舎を飛び出し、すぐ目の前の小川(用水路)で足をつけながらの授業です。




これならエアコンなんていりません。電気使いません。

それにアタマもクリエイティブになります。

そして何よりも
環境教育指導者を目指すのであれば、
部屋の中でアタマをこねくり回しているよりも
1分でも多く、自然の音や森や小川の感触を体感していることが大切です。

いいことばかりですね。

今日もキャンプのためのいろいろなアイデアが
ここから生まれました。

森林文化アカデミー、素敵な学校です。


自然体験活動指導者
インタープリター養成コース
ナンチャッテ先生
萩原ナバ裕作


樹木の水の使い方を知る

樹木生理学実習

3人一組で測定中!
夏本番になってきました。暑い夏は植物にとっても受難の季節です。日光はふんだんに注ぎますが、雨が何日も降らないと、植物によっては水不足に陥ることがあります。枯れないまでも、葉からの蒸散に根からの吸水が追いつかなければ、枯れてしまわないまでも、光合成に影響が出て成長が止まってしまうこともあり得ます。あまりよい例えではありませんが、人間が体を冷やせず熱中症にかかるようなものでしょうか。

樹木によって水の吸い上げ方は違っており、根から吸い上げた水をふんだんに使って光合成をする種があれば、水を節約して生育する種もあり、植物ごとに異なった水利用戦略があることが知られています。

樹木生理学実習では、アカデミー構内の樹木の蒸散を測定して、それぞれの樹種の水分生理特性を調べています。学生は一日を通じていくつかの樹種の蒸散の日変化を測定し、樹木ごとの特性を理解しました。現場に生育する樹木の立地や分布を考えるときの参考にしてもらいたいと思います。それにしても暑い実習でした。みなさんも熱中症には気をつけましょう!

2013年7月8日月曜日

実習「樹と木材を知る」試験


なんだかわからないままに梅雨も過ぎ(?)、夏本番の暑さがやってきました。森林文化アカデミーは周囲を林に囲まれているので若干都会のビル街より涼しいとはいえ、この暑さはたまりません。

そんな中、「樹と木材を知る」という授業の試験が行われました。この実習で教えた樹木88種の枝が学生ホールの階段に並べられています。この枝(実物)を見て、回答用紙に正解の樹木の名前を書き込んでいくというだけのシンプルな試験ですが、50種以上正解できないと不合格という厳しい試験です。

それは手にとってもいいの?!
もちろんノーヒントですから、どんな樹木であっても、手がかりになるようなことを教員が教えることはありません(基本的に)。たとえかぶれても本人の責任、ガチの真剣勝負です。

今年のエンジニア科1年生は優秀で、なんとアカデミー始まって以来の全問正解(88種中88種正解!)が二人も出ました。そしてほとんどの学生が一発で合格していきました。真面目に標本を作った学生はやはりちゃんと合格しているようです。何度かトライした学生もいましたが、今年の1年生は全員合格(50種以上正解)していきました。

合格した学生は憶えた種類を忘れないよう、実習で山に入ったときには、復習してくださいね。
合格スレスレだった学生は、更に修練を積んで下さい。

ここで憶えた植物を同定する力は、色々な場面できっと役に立ちます。
学生のみなさん、これからも頑張ってください。

木の食器や玩具に使える安心・安全な塗料とは

森林文化アカデミーでは「木の食器や玩具に使える安心・安全な塗料とは」と題して、木工関係者や保育関係者の方を対象に短期技術研修を実施しました。
この研修の企画、ちょっと工夫を凝らしました! それは・・・


3つのニーズを組み合わせたこと。
まず、木のおもちゃや食器を使う人のニーズ。「木の食器やおもちゃには、どんな塗装をすればいいんですか」という質問を、とても多く受けます。木製品は無塗装で使うこともできますが、幼稚園や保育園などでは、見た目を楽しくカラフルにしたり、汚れを防いだりしたいもの。その際、子供が触ったり舐めたりしても大丈夫かは気になるところです。

2つ目は、木のおもちゃを作る人のニーズ。木は自然素材なので、中にはシミが入るなど色の悪い部分があります。そのような部分は商品にできないのですが、着色塗装をすれば欠点を隠すことができます。それだけでなく、防水性を高めるなど性能をアップさせることもできるのです。

3つ目は、塗料を作る人のニーズ。塗料の世界は日進月歩で、より使いやすく、人にも環境にも優しいものへと、どんどん進化しています。しかしそのような最新情報を、メーカーから直接ユーザーへ届ける機会がないのです。


そこでおもちゃを作る人から節やシミがある商品を安く提供していただき、塗料メーカーの方に最新の塗料を持ってきていただき、みんなで塗ってみよう!という企画にしました。
おもちゃは、アカデミーが事務局を務める「ぎふの木のおもちゃ研究会」から生まれた、高山市・白百合工房の「つみぼぼ」です。
講師は愛知県の玄々化学工業の平手さんと加藤さん。自然素材のオイル塗料、水性ウレタン塗料、ガラス塗料の3種類をお持ちいただきました。


塗料の最新情報の講義のあと、実際に塗ってみます。ただの板ではなく、人の形をした「つみぼぼ」に塗るのは楽しいですね。参加者からも笑みがこぼれます。


プロの木工作家さんや、おもちゃコンサルタントの方、材木屋さんなど、たくさんの方に参加していただきましたが、講座のあとの振り返りでは「ふだん得られない情報で、とても勉強になった」と非常に好評でした。
講師からは、最新の塗料のほとんどは食品衛生試験やSTマークの試験をクリアするとのお話がありましたが、「安心・安全」には絶対的な基準はないと考えています。ユーザーが正しい情報を得て、納得できるものを選び、上手に使うことが大切ですね。



1日の講座終了後には、たくさんのカラフル「つみぼぼ」ができあがりました!
最後の写真は、森林文化アカデミーの教員2人(久津輪と和田)による自信作「きりんぼぼ」「すもうぼぼ」「うしぼぼ」です。新しいブームの誕生か?

森林文化アカデミーでは、これからもこのような楽しい研修をいろいろ企画しようと思っています。ご期待ください!

2013年7月5日金曜日

遠路ケニアより来客

今日は,JICAのプログラムの一環で,独)森林総合研究所 林木育種センターに研修に来ているケニアの森林研究所(Kenya Forestry Research Institute)の研究者のOmondiさんとJohnさんが本学を訪問してくれました。林木育種センター研究員の花岡博士とJICAコーディネータの稲留さんも同行してくれました。

まず,副学長から本学の説明を受けた後で,本学を回り,研究室にいた先生・学生らに研究や授業の話をしてもらいました。その後,学内に植栽してある日本の樹木を,歩きがてらいくつか紹介しました。ケニアは赤道直下で乾燥した気候の場所が多いため,疎林が多く,日本のような森林は少ないそうです。

お昼を道の駅「にわか茶屋」でとった後,本学にもどり,午後から研究セミナ(Forest Genetics Seminar)を行いました。まずは私(玉木)が以前から取り組んでいる研究(Conservation genetic studies in Magnolia stellata|シデコブシの保全遺伝学的研究)について発表を行いました。貴重な意見をもらうことができ,今後の参考になりました。

続いて,Omondiさんから,ケニアの森林研究所で行っている研究(Development of drought tolerant trees for adaptation to climate change in drylands of Kenya|ケニアの乾燥地における気候変動に対する適応のための耐乾性品種の育種)の紹介がありました。Omondiさんらの研究対象種はMelia valkensiiAcacia tortilisで,年間降水量が200 mm以下の乾燥地にも生育できる樹木だそうです。林木育種センターの花岡博士とともに,対乾性や成長の速さなどを目的とした育種はもちろんのこと,自生地での保全にも取り組んでいるそうです。今後の研究の進展が楽しみです。

セミナの後,最後に記念写真を撮って解散となりました。左から林木育種センター研究員の花岡博士,Johnさん,私,Omondiさん,JICAコーディネータの稲留さんです。本日は貴重なセミナをありがとうございました。

木造建築の新しいかたち(その24)

ぶらぶらしていたら、古い木造3階建ての建物を発見しました。常時微動測定をしてみたい建物ですね。

古い木造3階建て

続いて、レトロな温泉施設・・・と思いきや、ギャラリー&カフェになっています。もとは温泉施設だったようです。中に入ってみますと、雰囲気のいい内装になっておりました。

また、この地域を巡るツアーなどを企画&実施などもしているようです。地域観光資源インタープリターとでもいうのでしょうか。ちょっとだけ建物について説明して戴きました。
説明してくださった方は、愛知県御出身のIターンの方だそうで、「私は岐阜から来ました」といったら、ちょっと同郷のようにお話ししてくださいました。
・・・場所の説明をしませんでしたね。ここは、島根県です。

レトロな温泉施設・・・(ウソ)です。ギャラリー&カフェです。

ギャラリー&カフェの屋根:換気口が付いています。

さらに足を伸ばすと、大きな登り窯がありました。私はこの1/4程度の長さの登り窯しか見たことがなかったですので、ちょっとびっくりしました。復元されたものですが、現在でも利用しているようです。
この地域では、昔は主に水瓶などを作っていたようです。

大きな登り窯です。復元したようです。

丸太+頬杖の架構です。

小屋部分はキングポストトラスです。

たまには(・・・いつもかもしれませんが)、ぶらぶら散歩するのもいいものですね。


2013年7月4日木曜日

県政広報番組の収録がアカデミーでありました



 73日午後、アカデミーの森の情報センターを会場に、岐阜県政広報番組のビデオ収録が行われました。

 この番組は、昨年度から始まった「清流の国ぎふ森林・環境税」を使った取組みを紹介しつつ、森林関係者と岐阜県知事が、すみよい環境づくりや人づくりについて語り合い、県民の皆さんへの今後一層のご理解とご協力をよびかけようというものです。

 出演したのは古田肇岐阜県知事のほか、稲本正氏(オークヴィレッジ(株)代表)、
涌井史郎森林文化アカデミー学長の3名による鼎談(ていだん)。

 撮影には、ものづくり講座の学生さんが作った作品等が小道具として花を添え、しかもお三方が座られた椅子もまた学生等の作品だったりと、アカデミー色をそれとなく演出してあります。

 収録は和やかな雰囲気で、かつ色々な話題が飛び出し、とてもよい番組になるのではないかと思いました。詳しくは以下の放送でごらんください。

放送予定日
県政テレビ番組「ぎふ県政ほっとライン」ぎふチャン放映
本放送 平成25717日(水)18001830
再放送 721日(日)730800724日(水)18001830

なお、鼎談の内容は、岐阜新聞728日(日)朝刊にも掲載される予定です。