工事着手の前に、建物の正確な位置を出していきます。
これが正確に出来てないと基礎がまともに打てないという、非常に重要な作業。
我々だけでやるのはいささか荷が重い、ということで、プロの指導を仰ぎます。地元美濃市のベテラン基礎職人の平田さんです。二期生の自力建設からお世話になっています。
杭打ち一つとっても、素人の我々とは、音からして違います。
トランシット(測量機械)の設置の速さも、雲泥の差があります。
「まあ、これが1分で設置できるようになったら一人前やな」
1分どころか、10分20分経っても正確に設置できず・・・
早く設置して測量を済ませないと日が暮れてしまう!
ズレを直したらもっとズレてしまった、という負の連鎖が十数回続き、
人事不省に陥りかけていた午後7時前、ようやく正確な位置が出たのでした。
「日本の夜明けやぁ~!」(意味不明)
西日の夜明けを見て満足した我々は、意気揚々と帰途に着きました。
真の夜明けはまだまだ遠そうです。
記:伊東(木造建築講座1年)